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缶バッチの安全ピンとフックピンの違いは裏面に秘密があります。

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32ミリの安全ピン缶バッジ 37ミリの安全ピン缶バッジ 56ミリの安全ピン缶バッジ 75ミリの安全ピン缶バッジ

 

缶バッチというと昔はブリキで作られていてオフセット印刷機やシルク印刷機によって、ブリキの材料に直接デザインを印刷して、その後に大型プレス機を使って缶バッジの上のフタと下のパーツを抜いて作っていました。そして上下のフタをプレスして缶バッチにしていました。

当時、日本ではピンと言えば安全ピンのみでしたが、アメリカでは「の」の字ピンとフックピンが開発されました。その後、日本国内ではアメリカの缶バッジ人気に押されていって次第にフックピンと安全ピンのシェアが拮抗してきました。

安全ピン缶バッチ

一般的には缶バッジ安全ピンが安心です

それでも、日本では安全ピンが主流でしたがアメリカではフックピンが主流になってしまいました。アメリカといえば製造物責任においてはかなり厳しい国なのになんだか不思議だと思いますね。そんな厳しい国だからこそ安全ピン缶バッジが普及してもおかしくないと思うのですが・・・。日本でもPL法(製造物責任法)がかなり前に施行されましたが、もともと顧客志向や安全志向が進んでいる国なので相変わらず安全ピンが主流になっていましたね。(ちなみに弊社ではPL保険に加入していますのでご安心ください。)

それから、アメリカでの缶バッジのブームが日本にも飛び火した形で2010年を過ぎた頃から一大ブームが起き始めてきました。それに合わせて安全ピンとフックピンの割合も逆転し始めました。フックピンのパーツがかなり安く購入できたのでフックピンで缶バッジを作る業者さんが増えてきたのです。

安全ピンの缶バッチを作る時にはプレスした後に裏のフタに安全ピンを装着して金具を折り曲げて固定する作業があるのでひと手間かかっていました。しかし、フックピンだと初めから裏のピンが缶バッチの本体に着いていますのでプレスしたら出来上がりということですので手間が減るということがフックピンの缶バッチを普及する後押しになったのです。

缶バッジフックピン

フックピンはピンが缶バッジを貫通しています

ただ、安全ピンにしろフックピンにしろ長所、短所があるので正直どちらが良いとも言えないというのが弊社の見解です。フックピンは長所として価格が安く作成できます。しかしピンを二つのフックの間に引っ掛ける形ですので安全性に疑問に残るということあがあります。ピンのバネが緩いとピンがフックから外れるということがおきます。

缶バッチ安全ピンはこれの逆で安全ピンを使っているので安全に使えて子供が使っても安心ですが、その分価格が高くなってしまいます。また、安全ピンはあとから付けるタイプですので、缶バッジ製作業者様による安全ピンの取り付け方が甘いと、安全ピンが缶バッジから外れるということもあるようです。

フックピンは現在アメリカのみになっていますが、安全ピンは日本製と中国製のものがあります。昔は中国製の缶バッジのパーツというと安全ピンの針が凄く細くてすぐに折れ曲がってしまうほどでした。

しかし弊社では中国のメーカーへの交渉や提案をかなり前より進めていまして、安全ピンも日本のものそれほど違いがないほど改善するよう努力させていただきました。

一部の缶バッジ製作会社様では中国製のものを「安物、粗悪」というように発言されているようですが、現在ではそのようなことも無いほどの品質となってきたと私は思います。 しかも、日本製とは言ってもパーツの一部は中国製であるので中国のことは悪く言えないですね。あくまでも価格と品質のバランスと私は考えます。

安全ピン、フックピン、好みの缶バッジはどちら?

安全ピン缶バッチもフックピンのように価格低下をお客様は望んでいるのは確かです。そのようなニーズにお応えできるようにするのが製造業者の務めである私たちと考えます。

価格を抑えながらなるべく良い製品を作っていく努力が必要だということを実感しています。従いまして、最終的には安全ピン、フックピンのどちらが良いのかは言い難いところです。安全性と価格の安さのなどの比較によりお選びいただければと思います。

 

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